北安曇郡小谷村湯原田集落を土石流災害から守るための砂防堰堤の設計を行いました。
現地の様子
技術者のこだわり
現渓床勾配1/2と非常に急峻な渓流に堰堤を計画しました。土石流を捕捉するには下流の谷が広がった位置が有利ですが、下流すぎると左右に尾根が無くなり堰堤を計画できません。このため、設置可能なギリギリの位置を比較検討し選定しました。
また、渓床部に軟弱層が存在するため、急峻な地形でも施工可能で効率的な地盤改良工法を選定しました。
データ
所在地 | 長野県北安曇郡小谷村湯原 |
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発注者 | 長野県姫川砂防事務所 |
業務期間 | 2013.8.30~2015.3.10 |
担当支店 | 松本 |
設計項目 | 砂防堰堤詳細設計 2基 工事用道路設計 L=0.36km 砂防指定地申請書作成 1式 |
現渓床勾配1/2とは、水平方向に2.0m、垂直方向に1.0mの傾きを表します。角度にすると27°、勾配では50%の急勾配です。